2014年10月21日火曜日

【研究紹介18】SNSと自己演出(金治くん)

 3回生の金治です。
 私の研究テーマは「SNSと自己演出」です。先行研究ではTwitterの「個人にあった情報を集める特性の活用」といった内容はよく目にするのですが、追跡(フォロー)と被追跡機能からのユーザー同士の関係性とその影響の研究はあまり行われていないように感じます。「SNSは自身が他人にどう見られるかを演出するための装置」という前提からユーザーのSNSの活用事情を研究します。ぱっと思い浮かばないかもしれませんが例えば、友人に「自身をリア充として見てもらうため」に楽しげな写真をアップロードすることなどが挙げられます。Twitterならアカウント一つフォローすることでも、アカウントへの興味がフォロワーの自身に対するイメージが崩れてしまうと危惧しているユーザーもいるかもしれません。そういったSNSの「自分を他者にどう見てもらうのか」という自己演出事情を研究していきます。よろしくお願いいたします。

2014年10月20日月曜日

【研究紹介17】SNSとテレビ視聴(岩城さん)

 3回生の岩城です。
 私は視聴者同士が同じ放送コンテンツを観ながら、 Twitter や FacebookなどのSNSでリアルタイムに会話したり、体験を共有したりする”ソーシャルビューイング”について研究しようと考えています。かつてお茶の間で家族揃って談笑しながら観るのが一般的だったテレビですが、インターネットやワンセグの普及によってパーソナルな視聴スタイルへと変化し、そして昨今ではSNSを通じてみんなでテレビを観る時代へと突入しています。
 あなたもテレビを観る際、SNSを眺めながら、つぶやきながら視聴していることがありませんか?「バルス祭り」に参加したり、ワールドカップ開催時にゴールの喜びをSNS上で分かち合ったりした人は少なくないのではないでしょうか。
 SNSの登場により私達の視聴スタイルの変化はもちろん、テレビ番組の制作サイドから私達視聴者へのアプローチの仕方も変化・多様化したように感じます。そこで視聴者側の変化、そして制作側の変化の両側面を研究した上で、SNSとテレビ視聴の今後の可能性について探っていきたいと思っています。

2014年10月14日火曜日

ゼミ募集関連情報

(1)クラス別ガイダンス

 10月15日(水)、16日(木)の昼休み、以学館44号教室にて実施します。

(2)個別面談 

 希望者は募集要項に記載のメールアドレスまでご連絡ください。 

(3)ぜみねっと

 10月14日(火)、15日(水)、16日(金)の全3日、参加します。

(4)ゼミ公開 

 10月9日(木)、16日(木)の5限、以学館37号教室にて実施します。


2014年10月12日日曜日

【研究紹介16】インターネットに媒介された情報の信頼感に関する研究(渡辺くん)

 3回生の渡辺です。私は消費行動を軸に、インターネットの発達による情報への信頼感の変化を分析したいと考えています。食べ物や家電など、何をとってもネット上には口コミが蔓延しています。通販サイトのレビュー記事や、見知らぬ人のブログやSNSなどの多種多様な情報と、実際の友人や店員などの声を照らし合わせながらモノを買ったという経験は誰しもが有ることではないでしょうか。ネット発達以前、「マスコミ」と「対面的な口コミ」しか無かった時代と、現在との変化を探っていきたいと思います。


【2014年度ゼミ旅行6】9/13(土)早川大地さん、糸曽賢志さんによるゲスト講義

 3回生の佐藤です。
 9月13日、ゼミ旅行最終日は立命館東京キャンパスで早川大地さん、糸曽賢志さんに講義をしていただきました。

 早川大地さんは音楽プロデューサーであり、東京エスムジカのリーダーです。Every Little Thingなど他アーティストへの楽曲提供もしつつ、現在はITと音楽を組み合わせたコンテンツをクリエイトしている株式会社バイラルワークス代表も務めています。
 糸曽賢志さんは株式会社KENJI STUDIOでアニメーション監督としてオリジナル作品の企画開発をするほか、実写映像、ミュージッククリップ等の企画・演出・制作・プロデュースも行っています。大阪成蹊大学芸術学部に教授として、早稲田大学大学院GITIには客員研究員としても籍を置き、映像技術における研究にも従事しています。


 早川さんはこれまで制作された曲のミュージックビデオをいくつか見せてくださりました。東京とバンコクをよく行き来されており、海外の目線から見た日本の文化についてや、グローバル社会の中で日本人はどう働いていくべきかということを教えてくださりました。また、現代社会においてIT×音楽というような2つ以上の領域を組み合わせた独自の領域を自ら持つことが大事だということでした。
 糸曽さんもこれまで描かれた漫画やアニメの紹介をしてくださり、中には誰もが知っている有名作品の絵もアシスタントで描かれていました。糸曽さんが監督である作品の数々は「カンヌ国際映画祭」にて紹介されたほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞され、高い評価を受けられています。近日公開予定である、監督作品の「サンタ・カンパニー」の制作背景なども話してくださりました。

 お二人の話は共通して、この先社会人になって働く私達にとって参考になるものも多かったです。普段では絶対に聞く聴くことの出来ないことばかりで興味深く、とても面白い講義でした。早川大地さん、糸曽賢志さん、貴重なお話をありがとうございました!

2014年10月11日土曜日

【2014年度ゼミ旅行5】9/12(金)電通訪問

 こんにちは。3回生の金治です。

 ゼミ旅行3日目の午後は電通本社を訪問しました。汐留駅を降りるとすぐ本社ビルが。でかい。案内図によるとこの辺り一帯が電通だというのですから驚きです。ゼミ生一行は「こんな会社で働いてみてぇ……」と呟きながら、このバベルの塔へと足を踏み入れたのでした。

 さて、レクチャーをしていただいたのが倉成英俊さん。倉成さんは去年のゼミ旅行でもお世話になった、とてもスマートな方です。倉成さんは会議室で資料を配ると、さっそく私たちに課題を与えました。

【問1】10文字以内で、自己紹介してください。(2分)

【問2】飯田ゼミ旅行のロゴを作りなさい。(5分)

【問3】このゼミ旅行に1つだけ付け加えると最高になる! ということを考えて、飯田先生にプレゼンしてください。(8分)


 15分という限られた時間で考えたアイデアを、いただいたいちごジュースも少々、私たちは想い想いに発表しました。課題には電通の若手社員さんも加わり、会議室は緊張と笑いの繰り返しでした。倉成さんは一人ひとりへのコメントとツッコミを終えると一言。

「これが電通の仕事です」

そう、今日のレクチャーは電通の業務を端的に表した講義だったのです。人を魅き付ける「ひっかかり」を個々のアイデアを持ち寄って考える。これが電通のお仕事なのですね。倉成さん、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。


 電通本社ビルを出て、振り返ると相変わらずビルは大きく見えました。やっぱり「こんな会社で働けるのかな……」という言葉がゼミ生のあいだでちらほら。私たちは一抹の不安を胸に飯田先生が薦めてくれた「アド・ミュージアム東京」へと向かい、その後、メイドさんに会いに秋葉原へ行ったのでした。

2014年10月9日木曜日

【2014年度ゼミ旅行4】9/12(金)テレビ朝日の見学

 3回生の山本です。ゼミ旅行3日目の午前中、私たちはテレビ朝日を訪問し、「はい!テレビ朝日です」のプロデューサー等を務めておられる上野敦史さんの案内で、テレビ朝日の局内を見学させていただきました。

 まず、「報道ステーション」と「スーパーJチャンネル」のセットが置かれている4スタジオを見学させていただきました。「スーパーJチャンネル」のセットには2階がある等、テレビにはなかなか映ることのない細部にまでこだわっているのには感心しました。また、机に時間ごとの出演者が座る位置が印されていたり、「報道ステーション」のセットでは奥行きをもたせるために床を斜めにしていたり、別スタジオにある「モーニングバード」のセットの後ろには朝を感じさせる青空を映し出すホリゾントがある等、テレビの前の視聴者にどう見せるか、見せ方を考え工夫していることがわかりました。


 次にサブコントロール室に案内していただきました。音響や照明、映像、テロップ等、映像に様々な効果をつけるサブを拝見して、テレビ番組は多くの要素が集まってできていることを改めて実感しました。
 最後に報道フロアにて、お昼前のニュースの生放送を見学させていただきました。生放送は非常に緊張感があり、多くの中から選んだ情報を限られた時間で確実に伝えるという意志が感じられました。セットが机だけでグリーンバックになっており、CGでニュース映像等を映し出していることや、短い番組ではあるけれども、アナウンサーの方以外にスタジオにいる人数は5人程度と少ないことに衝撃を受けました。

 今回、テレビ朝日を見学させていただいて、改めて私たちがテレビの画面を通して見ているものは、空間や時間など様々な制限のなかで作られているものであり、受け手である私たちが情報の送り手であるテレビ局の仕組みを知ることで、今まで以上にテレビで伝えられる情報を冷静にクリティカルに読み解けると実感しました。メディアについて学んでいる私たちにとって非常に勉強になる見学になりました。ありがとうございました。

2014年10月8日水曜日

【研究紹介15】ポケモンを事例にしたメディアミックス研究(新鍋さん)

 3回生の新鍋です。私はポケモンについての研究をしていくつもりです。ポケモンは現在、子供から大人まで幅広い支持を得ています。私自信ポケモンはとても好きなのですが、何故大人からも支持を得ているのか疑問に思ったので、メディアミックスの観点から考察し、大人のファンを獲得している要因を明らかにしていきたいと思います。そして大人のポケモンの楽しみ方がどのようであるのかを考察していきます!


2014年10月7日火曜日

【研究紹介14】海賊党にみる政治とメディアの関係性(たくろーくん)

 3回生のたくろーです。

 私の研究テーマは、政治とメディアの関係性についてです。私は、メディアが発展し、様々な分野において社会的影響が見られるなかで、政治の分野にも影響していることに大きな興味を持ちました。政治とメディアの関係性というと、新聞などのジャーナリズムについて想起することができますが、私は近年に見ることのできる新しい動向について迫りたいと考えました。私の取り上げたい例は、「海賊党」という政党についてです。海賊党の「海賊」とはCDやDVDなどの海賊版から来ているのですが、この政党が掲げている液体民主主義というものに大変興味を持ちました。メディアの発達は、市民の行動範囲を拡大させるとともに、市民一人ひとりの発言力を増大させていると言えると考えます。私は海賊党という政党を例にとり、社会に対する影響と、その影響のポジティブ/ネガティブな側面について考察していきたいと考えています。ここまで読んでいただいてありがとうございました。メディア社会専攻3回生たくろーでした。