2016年1月12日火曜日

12/14(月)山口一郎さん特別講義「サカナクション VISUAL & TALK SESSION」(メディア社会専攻企画)


3回生の横田、鶴間です。

12月14日(月)、サカナクション山口一郎さんによる「VISUAL & TALK SESSION」という特別講義がおこなわれました。FM802「MIDNIGHT GARAGE」のDJである土井コマキさんの司会のもと、映像を観ながら、サカナクションの活動の裏側や、山口さんの音楽に対する考え方を、お話ししてくださいました。


受講者は約500名。産社の学生だけでなく、学外者にも開かれていました。そこで坂田謙司ゼミと飯田豊ゼミの有志およそ30名が学生スタッフとして、会場設営や受付・誘導などのお手伝いをさせていただきました。


事前の打ち合わせでは、FM802およびビクターエンタテインメントの担当者さんと企画内容の相談、学生スタッフの役割などを話し合いました。この打ち合わせの中で、「山口一郎と作る2020年のラジオ番組」という事前課題を受講者に提示することが決まりました。

この打ち合わせをもとに、学内に貼るポスターの制作に加え、学外の方を効率よく誘導するためには、どこにポスターや誘導案内を掲示し、スタッフをどのように配置するかを決めました。当日は、事前に決めておいたシフトにのっとって受付や誘導をおこない、FM802とビクターの方々のご協力もあり、500名の方々を時間内に教室までご案内することができました。
【主な講義内容】
・サカナクションの音楽の届け方
若年層による音楽の視聴方法は、CDよりもYouTubeが主流になってきている。「新宝島」MVの視聴回数が高くなることをあらかじめ意識して、アーティスト写真とMVの衣装と揃えた。音楽の付加価値こそがMVであったり、その中のファッション、ヘアメイクなど。それぞれのプロが携わって、ひとつの音楽を創っている。そのことが日本ではあまり注目されていないから、リスナーがそういう人たちと出会える場所をつくりたかった。それが「NF」。 
・クラブイベント「NF」
「NF」はNight Fishingの略称で、山口さんが釣り好きから名付けられた。夜釣りの楽しみは魚を探すこと。このイベントでは、自分なりの音楽の楽しみ方を探してほしい。音楽だけでなく、その周りのカルチャーであるファッションやアートも、リスナーに体感してもらえるクラブイベントを目指している。
講義の後半には、山口さんとともにパリコレの音楽を手がけたAOKI Takamasaさんも登場。パリコレ本番の様子について、AOKIさん曰く「山口君の手が震えているの初めて見た」とのことで、意外な一面もかいま見ることができました。これからの音楽はどう変わるべきなのか、リスナーとしての態度についても考えさせられました。

飯田ゼミでは今年、ゼミナール大会で音楽やライブに関する研究発表をしたグループもありました。このような大きなイベントに携われたことで、これからの学びに対するモチベーションも大きく上がったと思います。山口さん、AOKIさん、土井さん、お忙しい中、貴重なお話しをありがとうございました。

<写真提供:FM802>

2015年12月27日日曜日

2015年度のゼミナール大会で優勝しました

3回生の川嶋です。

産業社会学部ゼミナール大会の予選が11月10日(火)から19日(木)までおこなわれました。

飯田ゼミからは、ライブ班(上田・鍵山・田中)「対バンライブにおける観客の経験 ―一体感はどのようにして生まれるのか」、だてマスク班(金円・榊原)「だてマスクについての研究 ―若者批判としてのだてマスク」、オタク班(杉山・谷・鶴間・藤森)「コスプレがもたらす人間関係の多層性 ―合わせコスプレの独自性を事例に」、コンテンツーリズム班(横田・橋本・野尻)「『けいおん!』聖地におけるファンの部活動 ―滋賀県豊郷小学校でのインタビュー調査を踏まえて」、音楽班(川嶋・北本・佐野・長尾・平井)「日本ではなぜCDが売れるのか ―インタビュー調査から見る同調性」の5グループに分かれて出場しました。

その結果、音楽班が12月5日(土)の決勝に進ませていただくことになりました。今年は産業社会学部の50周年記念イベントのプログラムに組み込まれていたこともあり、例年よりも多くの聴衆者がいらっしゃいました。そして音楽班はなんと、優勝という結果でした。



飯田先生のご指導は勿論、TAの板倉さんや同期生のゼミ内でのアドバイスのおかげで、この結果に繋がったと考えています。決勝前には昨年優勝された4回生の先輩にもアドバイスをいただき、本当に周りの方々に感謝しています。



現在は1月に学部長表彰に申請予定の論文を作成しているところです。私たち音楽班は発表の仕方が評価されたこともあり、今度は文章だけで内容を十分に伝えられるよう考慮しながら、論文を完成させようと考えています。

2015年12月18日金曜日

12/16(水)糸曽賢志さんの特別講義


3回生の横田です。夏のゼミ旅行でもお世話になった糸曽賢志さんが、特別講義に来てくださいました。

糸曽さんが現在取り組んでおられる事業や、これからのアニメの作り方、売り方などについてお話ししてくださいました。第一線で活躍されている方から最新の動向を聞くことができ、とても有意義な時間となりました。

この後お食事もご一緒させていただき、学生からの質問にもたくさん答えていただきました。

ありがとうございました!


2015年11月16日月曜日

【2015年ゼミ旅行8】 9/11(金) テレビ朝日見学

 3回の川嶋、長尾です。

 ゼミ旅行最終日の午後AチームとBチームに別れ、テレビ朝日を見学させていただきました。

 まず受付を通りすぐのスペースで芸人の小島よしおさんが打ち合わせをしておられました。
ラッキーでした。

 エレベーターで上階に上がり、政治や社会、経済などの各部署デスクがあるニュースルーム、地震や花粉の情報なども伝えるウェザーセンター、小道具を制作するコーポレートデザインセンター、撮影背景のセットが片づけられているマレジメントスペースなどを見せていただきました。
説明の中で、ニュースルームは様々な情報が飛び交っているためセキュリティが厳重なこと、ウェザーセンターには30名中10名が国家天気予報士さんであり、台風中の夜中でも出社されることなどを教えていただきました。
また、現在では当然のように世界中で使用されているCGテロップですが、なんとテレビ朝日の1979年世界水泳のプール内の国旗のものが世界初であるそうです。

 廊下を歩いていると、窓際や中央には社員の方が自由に使えるような机と椅子がランダムに設置されていて、そこで仕事の打ち合わせや番組の映像編集をされている方もいました。
そして、ガラスで展示品などが置いてあったのですが、そこにはスタジオのセットの100分の1のサイズである模型や、フィギュアスケートのメダル、政治界の有名人の模型人形、社員の名刺デザインなどが置いてありました。セットの模型が制作される理由としては、例えばケーブルを見えないようになど撮影をスムーズに進行するために模型を使って事前に計画を立てるからだそうです。見学している際、実際にオフィス内では5.6人の方がその模型を囲んで、難しそうな顔をしながら話し合いをされていました。

 そして最後に実際にBSの朝番組で使用されている、ミニスタジオにて実際に金円、北尾がアナウンサー、田中、杉山が気象予報士に演じ、キャスター体験を行わせてもらいました。最初にクロマキーセットという人の背景にCGや映像を合成するセットを全員が経験させていただいたのですが、後ろのカーテンのような緑色が映像になると透明になり面白かったです。クロマキーセットのカーテンに緑色が多く使われているのは、緑は人に絶対存在しない色であるからだそうです。
キャスター体験の際には、スタジオに併設されているサブ(副調整室)という映像・音声を調整する場所で、社員の方がゼミ生の原稿を読むのに合わせて、カメラを回したり、映像を差し替えたりなどしてくださいました。

 今回、普段入れないオフィスやセットの中に入れさせていただき、貴重な体験を沢山させて頂きました。テレビ関係に就きたいと考えているゼミ生は目をキラキラさせながら食い入るように話を聞いていたのが印象的でした。私たちにニュースをいち早く伝えてくれる報道は、いつ緊急のニュースが入っても対応できるように裏で24時間体制で会社に寝泊まりしている社員が大勢いるそうです。また、番組一つ作るのにも、セットを考える人やセットを組み立てる人や番組の構成を考える人や音声、映像の調整をする人など、沢山の役割を担った人が大勢います。表には出てこないけれど、裏では沢山の人が関わっていて、その人たちがいることによって番組が成り立ち、私たちのもとへ情報が伝えられるということが自分たちの目で実際に見ることでよくわかりました。


2015年11月10日火曜日

2016年度のゼミ選択に関して

飯田です。次年度のゼミの選考結果が本日発表されたかと思います。選考レポートに対して個別に講評を返すことはしませんが、希望者に対しては評価結果を開示しますので、二次選考の参考にしたいという人は連絡をください。

2015年10月29日木曜日

【2015年ゼミ旅行7】 9/10(木)東海大学加島ゼミとの合同ゼミ

 3回生の田中です。
ゼミ旅行3日目の午後は東海大学 加島ゼミのみなさんと合同ゼミを行いました。
わたしたち飯田ゼミ3回生はグループごとに自己紹介を兼ねた研究紹介、それに対しての意見や質問などを加島ゼミの皆さんに頂きました。



 加島ゼミのみなさんには「町田×本屋×大学」と称した本屋を身体・空間・都市の三つの観点から見た研究を発表していただきました。私たちも合同ゼミに備えて複合型書店や現在の書店のかたちについて事前調査をしていたこともあり、その後の質疑応答でも活発な意見交換がみられました。



 研究をする上での学びも多くあり、その後、先ほどの発表を聴いた上でフィールドワークとして、グループに分かれて東京駅 kitte内にあるMARUNOUCHI READING STYLEや、品川駅構内にあるPAPER WALLなどの山手線沿線の書店巡りをしました。

 夜には月島のもんじゃ焼き屋さんに集合し、フィールドワークをした上でのグループ別発表を行いました。監視カメラの数を数えたグループ、客層に注目したグループ、土地に注目したグループと1日で様々な視点から本屋を考えることが出来ました。



 発表の後は打ち上げとして加島ゼミのみなさんともんじゃ焼きを食べました!
終わる頃には加島ゼミの皆さんとも仲良くなり、翌日の自由時間で一緒に浅草観光をした人もいたみたいです。


加島ゼミの皆さん、ありがとうございました!

2015年10月27日火曜日

【2015年ゼミ旅行6】 9/10(木) インフォバーン訪問



 3回生の金円です。私たちは、9月10日の午前中にゼミ合宿として、インフォバーンさんを訪問させていただきました。合宿も3日目でしたが、相変わらずの大雨の中、渋谷からてくてくと歩いて行きました。


 最初は、インフォバーンの会社沿革やWebを取り巻く環境の変遷などをお話していただきました。インフォバーンは、オウンドメディアやコンテンツマーケティングに強い会社であるということがわかりました。



 次に、CVOの小林さんから、「メディアの“いま”と“これから”」について講義して頂きました。インターネット黎明期から既に目をつけられていたということで、メディアの変遷と次のメディアを再考するということについて詳しく聞かせていただきました。メディアとは何であるかという問いに、私たちは「隣にあるもの」だったり「何かと何かを結びつけるもの」と答えましたが、どれも核心を突くものではなかったようで。小林さんはメディアを、影響力だと、粘着性を持った情報の集約だと教えて下さいました。
私が一番興味深いと感じたことは、サービス製品やモノ作りをメディア化する時代が来ているということです。


 小林さんの講義の次は、インフォバーンが行っている具体的な事例を紹介していただきました。クライアントとの密接なコミュニケーションで、オウンドメディアを作り上げていくことは、簡単ではないと思いましたが、すごく楽しそうな雰囲気でした。メディア事業の話では、ネイティブアドを利用したメディアの作成がとても魅力的に感じられました。普段読んでいる、または目にしたことがあるライフハッカーやギズモードが、実は記事形態の広告だと考えるととても面白いし、広告についての見方が変わってくると思います。


今回の訪問で、広告ということだけでなく、メディアやコンテンツについての知識と見解も深めることが出来たと思います。インフォバーンの皆様、訪問を受け入れていただき本当にありがとうございました。